「仮面ライダーに出てくるかっこいいバイク、実はどんな市販車がベースなんだろう?」
と気になったことはありませんか?
1971年の初代から2025年の最新作まで、仮面ライダーに登場するライダーマシンはすべて、実在する市販バイクをベースにしてカスタムされています。
昭和ライダー時代はスズキ車が中心、平成からはホンダが主力と、時代によってメーカーが変わっているのも面白いポイントです。
この記事では昭和・平成・令和の全ライダーマシンとベース車を一覧で紹介し、バイク乗りが気になる「免許区分」「排気量」「現在の入手しやすさ」なども合わせて解説します。
昭和仮面ライダーのベースバイク一覧
1971〜1994年に放送された昭和ライダーシリーズでは、スズキ車が主役でした。
当時のスズキは2ストロークオフロードバイクの技術力が高く、軽量でアクション撮影に適していたことが採用理由とされています。
唯一の例外が仮面ライダースーパー1の「Vマシン」で、ハーレーダビッドソンが海外メーカーとして初めて採用されました。

| ライダー名 | マシン名 | ベース車 | メーカー | 免許区分 |
|---|---|---|---|---|
| 仮面ライダー1号・2号 | サイクロン号(変身前) | スズキ T20 / ホンダ ドリームSL350 | スズキ/ホンダ | 普通二輪 |
| 仮面ライダー1号・2号 | 新サイクロン号(変身後) | スズキ ハスラーTS250 | スズキ | 普通二輪(250cc) |
| 仮面ライダーV3 | ハリケーン | スズキ TM250 | スズキ | 普通二輪 |
| ライダーマン | ライダーマンマシン | スズキ ハスラーTS250 | スズキ | 普通二輪 |
| 仮面ライダーX | クルーザー | スズキ TM250 | スズキ | 普通二輪 |
| 仮面ライダーアマゾン | ジャングラー | スズキ TM250 | スズキ | 普通二輪 |
| 仮面ライダーストロンガー | カブトロー(オフロード) | スズキ RL250 / TM250 | スズキ | 普通二輪 |
| 仮面ライダーストロンガー | カブトロー(オンロード) | スズキ GT550 | スズキ | 大型二輪 |
| 電波人間タックル | テントロー | スズキ ハスラーTS125 | スズキ | 普通二輪(125cc以下) |
| 仮面ライダースーパー1 | Vマシン | ハーレーダビッドソン FLH Classic | ハーレー | 大型二輪 |
| 仮面ライダースーパー1 | ブルーバージョン | スズキ RM250 / SP370 | スズキ | 普通二輪 |
| 仮面ライダー(スカイライダー) | スカイターボ | スズキ SP370 | スズキ | 普通二輪 |
| 仮面ライダーZX | ヘルダイバー | スズキ DR250S | スズキ | 普通二輪 |
| 仮面ライダーBLACK | バトルホッパー | スズキ RM250 系 | スズキ | 普通二輪 |
| 仮面ライダーBLACK | ロードセクター | スズキ GSX-R400 | スズキ | 普通二輪 |
| 仮面ライダーBLACK RX | アクロバッター | スズキ RH250 | スズキ | 普通二輪 |
| 仮面ライダーZO | Zブリンガー | スズキ GSX-R400R | スズキ | 普通二輪 |
| 仮面ライダーJ | ジェイクロッサー | スズキ DR250SHE | スズキ | 普通二輪 |
💡 昭和ライダーはなぜスズキばかり?
昭和ライダーシリーズの初期は制作会社・東映がスズキとスポンサー契約を結んでいたため、スズキのオフロードバイクが多用されました。軽量で機動性が高く、スタントアクションに向いていた2ストロークバイクが多かったことも理由のひとつです。
平成仮面ライダーのベースバイク一覧
2000年の「仮面ライダークウガ」からスタートした平成ライダーシリーズでは、スポンサーがホンダに交代。以降はホンダ車が主力となり、現在に至ります。
平成ライダーではXR250シリーズ(後にCRF250L)が繰り返し採用され、ライダーシリーズを支えた功労車として知られています。
また平成ライダーでは、ベース車自体が未来的なデザインのバイクをそのまま採用したケースも増えています。
ディケイドの「マシンディケイダー」のベースとなったホンダ DN-01や、ドライブのチェイサーが乗る「ライドチェイサー」のベースとなったホンダ NM4-01などはその代表例です。

| 作品(放送年) | マシン名 | ベース車 | 排気量 | 免許区分 |
|---|---|---|---|---|
| クウガ(2000) | トライチェイサー2000 | ガスガス パンペーラ250 | 250cc | 普通二輪 |
| アギト(2001) | マシントルネイダー | ホンダ VTR1000F ファイアーストーム | 1000cc | 大型二輪 |
| 龍騎(2002) | ドラグランザー バイクモード | ホンダ X4 | 1300cc | 大型二輪 |
| 龍騎(2002) | ダークレイダー バイクモード | ホンダ シャドウスラッシャー | 750cc | 大型二輪 |
| 555/ファイズ(2003) | オートバジン ビークルモード | ホンダ XR250 | 250cc | 普通二輪 |
| 剣/ブレイド(2004) | ブルースペイダー | ホンダ XR250 | 250cc | 普通二輪 |
| 響鬼(2005) | 凱火(かいか) | ホンダ ワルキューレルーン(1800cc 水平対向6気筒) | 1800cc | 大型二輪 |
| カブト(2006) | カブトエクステンダー | ホンダ CBR1000RR | 1000cc | 大型二輪 |
| 電王(2007) | マシンデンバード | ホンダ XR250 | 250cc | 普通二輪 |
| キバ(2008) | マシンキバー | ホンダ シャドウ750 | 750cc | 大型二輪 |
| ディケイド(2009) | マシンディケイダー | ホンダ DN-01(オートマチック) | 680cc | 大型二輪AT限定可 |
| W/ダブル(2009) | ハードボイルダー | ホンダ CBR1000RR | 1000cc | 大型二輪 |
| OOO/オーズ(2010) | ライドベンダー | ホンダ シャドウファントム750 | 750cc | 大型二輪 |
| フォーゼ(2011) | マシンマッシグラー | ホンダ XR230 | 230cc | 普通二輪 |
| ウィザード(2012) | マシンウィンガー | ホンダ CRF250L | 250cc | 普通二輪 |
| 鎧武/ガイム(2013) | サクラハリケーン | ホンダ CRF250L | 250cc | 普通二輪 |
| ドライブ(2014) | トライドロン タイプスピード | ホンダ NSX(自動車) | — | — |
| ドライブ チェイサー(2014) | ライドチェイサー | ホンダ NM4-01(近未来デザイン) | 745cc | 大型二輪AT限定可 |
| ゴースト(2015) | マシンゴーストライカー | ホンダ CRF250X | 250cc | 普通二輪 |
| スペクター(2015) | マシンフーディー | ホンダ CBR650F | 650cc | 大型二輪 |
| エグゼイド(2016) | レーザー バイクゲーマーLv.2 | ホンダ CRF250L | 250cc | 普通二輪 |
| ビルド(2017) | マシンビルダー | ホンダ XR230 | 230cc | 普通二輪 |
| ジオウ(2018) | ライドストライカー | ホンダ CRF250ラリー | 250cc | 普通二輪 |
💡 平成ライダーのバイクはなぜホンダが多い?
クウガ(2000年)からスポンサーがホンダに替わったことが最大の理由です。ホンダは「排気量・スタイル・用途ともにラインナップが豊富で、どんなライダーキャラにも合う車種を選べる」ことが制作陣にとっての魅力とのこと。実際にCRF250LはウィザードからジオウまでCRF250シリーズが長年にわたって採用され続けており、仮面ライダーシリーズを最も支えたバイクといえます。
令和仮面ライダーのベースバイク一覧
2019年の「仮面ライダーゼロワン」からはじまった令和シリーズでもホンダ車が引き続き主役ですが、CRF450LやアフリカツインなどCRF250L世代より大型・高性能な車種へシフトしているのが特徴です。
またセイバーではカナダBRP社の三輪モーターサイクル(トライク)が採用されるなど、より多彩な乗り物が登場しています。
2024年〜2025年に放送された最新作「仮面ライダーガヴ」ではホンダ CRF250Lが再登板。
2025年9月スタートの「仮面ライダーゼッツ」ではホンダ CL500(スクランブラー)がベースに採用されています。

| 作品(放送年) | マシン名 | ベース車 | 排気量 | 免許区分 |
|---|---|---|---|---|
| ゼロワン(2019) | ライズホッパー | ホンダ CRF450L | 450cc | 大型二輪 |
| セイバー(2020) | ディアゴスピーディー | ホンダ CRF450L | 450cc | 大型二輪 |
| セイバー ブレイズ・エスパーダ(2020) | ライドガトライカー | BRP Can-am Spyder F3-S(3輪) | 1330cc | 大型二輪(トライク) |
| リバイス(2021) | バイス プテラゲノム | A.L.I. Technologies Xturismo(空飛ぶバイク) | — | — |
| リバイス(2021) | バイス ジャッカルゲノム | ホンダ XR250 モタード | 250cc | 普通二輪 |
| ギーツ(2022) | ブーストライカー | ホンダ CBR650F | 650cc | 大型二輪 |
| ガッチャード(2023) | ゴルドダッシュ | ホンダ CRF1100L アフリカツイン アドベンチャースポーツ ES | 1100cc | 大型二輪 |
| ガッチャード ヴァルバラド(2023) | ヴァルバラドのバイク | ホンダ レブル1100 | 1100cc | 大型二輪 |
| ガヴ(2024) | ブルキャンバギー(バイク形態) | ホンダ CRF250L | 250cc | 普通二輪 |
| ゼッツ(2025) | コードゼロイダー | ホンダ CL500(スクランブラー) | 471cc | 大型二輪 |
| アウトサイダーズ(配信) | アウトサイダーズのマシン | ホンダ CL500(スクランブラー) | 471cc | 大型二輪 |
| シン・仮面ライダー(2023年映画) | サイクロン号(変身前) | ホンダ CB250R | 250cc | 普通二輪 |
| シン・仮面ライダー(2023年映画) | サイクロン号(変身後) | ホンダ CB650R | 649cc | 大型二輪 |
💡 「仮面ライダーガヴ」でCRF250Lが再登板した理由
ガヴのプロデューサーへのインタビューによると、ホンダ車は「扱いやすく、撮影アクションで幅広いシーンに対応できる」ことが採用理由とのこと。CRF250Lはウィザード(2012年)から令和のガヴまで、実に10年以上にわたって繰り返し採用されている仮面ライダーのロングセラーベース車です。
バイク乗りが知りたい!ライダーマシン豆知識
① 昭和はスズキ、平成以降はホンダ──なぜ変わった?
昭和ライダーシリーズではスズキがスポンサーとして番組を支え、軽量な2ストローク系バイクが多用されました。
1990年代後半から2000年代にかけてホンダがスポンサーに就き、以降は「XR250シリーズ → CRF250L → CRF450L → アフリカツイン」と、時代に合わせてホンダの最新モデルが採用されています。
② CRF250L:最多出演の「縁の下の力持ち」
ホンダ CRF250Lは2012年発売のデュアルパーパスバイクで、ウィザード・鎧武・エグゼイド・ジオウ・ガヴなど多くの作品でベース車として採用されています。
軽量(141kg)で扱いやすく、オン・オフ両対応という特性がアクション撮影に向いており、現行モデルが今も購入可能な点も採用しやすい理由でしょう。
普通二輪免許で乗れるため、「ライダーのバイクに乗ってみたい」初心者にも現実的な選択肢です。
③ 唯一のハーレー:スーパー1の「Vマシン」
1980年放送の仮面ライダースーパー1に登場する「Vマシン」は、ハーレーダビッドソン FLH Classic 80をベースにした唯一の海外大型クルーザーベースのライダーマシンです。
ハーレーらしい重厚感あるシルエットは当時のライダーシリーズの中で異色の存在感を放ちました。
④ 令和の異色モデル:空飛ぶバイクとトライク
令和ライダーでは市販のバイクに限らない乗り物もベースに採用されています。
リバイスの「バイス プテラゲノム」はエアモビリティ企業が開発した空飛ぶバイク「Xturismo」が元ネタで、仮面ライダーシリーズ史上初の空飛ぶバイクという話題を呼びました。
セイバーのライドガトライカーはカナダBRP社のCan-am Spyderという3輪バイクがベースで、ライダーが縦列で乗ることで独特の画が生まれています。
注目ベース車ピックアップ
🔴 ホンダ CBR1000RR(カブト・W ダブル)
カブトエクステンダーとハードボイルダーのベース車。
最高時速900kmという劇中スペックは大げさですが、実車のCBR1000RRはホンダのフラッグシップスーパースポーツで、現在はCBR1000RR-Rとして進化しています。
大型二輪免許が必要ですが、サーキットから峠まで本格的な走りを楽しめる一台です。
🔴 ホンダ ワルキューレルーン(響鬼)
響鬼の「凱火」のベースとなった1800cc水平対向6気筒エンジン搭載のクルーザーバイク。
6気筒エンジンのクルーザーという点で世界的にも希少な存在で、現在は生産終了しているため中古市場での入手となります。
威風堂々とした凱火のデザインは、このワルキューレルーンの重厚感あるフォルムがあってこそです。
🔴 ホンダ CRF1100L アフリカツイン(ガッチャード)
ガッチャードのゴルドダッシュのベースとなった、ホンダのアドベンチャーモデルの頂点に立つ1100cc大型バイク。
プロデューサー自身がオフロードバイク好きで「最初からアフリカツインをリクエストした」と語っています。
現行モデルとして日本でも購入可能で、本格的なアドベンチャーツーリングを楽しめる一台です。
🔴 ホンダ CL500(ゼッツ)
2025年9月スタートの最新作「仮面ライダーゼッツ」のベース車はホンダ CL500。2022年に登場したスクランブラースタイルのミドルバイクで、レトロなデザインとモダンな性能が融合した注目モデルです。
471ccの並列2気筒エンジンで大型二輪免許が必要ですが、取り回しやすいサイズ感が魅力です。
まとめ:歴代ライダーマシンを通じてバイクの世界へ
仮面ライダーシリーズは1971年の誕生から50年以上、常にバイクとともに歩んできました。
昭和はスズキの2ストロークオフロード車、平成以降はホンダの多彩なラインナップと、時代ごとに最先端の市販バイクが採用されてきた歴史は、バイクファンにとっても読みごたえのある記録です。
「子どもの頃に見ていたあのライダーのバイクに、今から乗れるかもしれない」という視点で見ると、仮面ライダーはバイクへの入口として最高の存在といえます。
CRF250Lなら普通二輪免許で乗れ、新車でも購入可能です。ぜひお気に入りのライダーマシンのベース車を探してみてください。
📌 ライダーのバイクに乗りたいなら
普通二輪免許で乗れる現行車:ホンダ CRF250L(ウィザード・ガヴ他)/ CRF250ラリー(ジオウ)/ XR250モタード(リバイス)
大型二輪免許が必要な現行車:ホンダ CRF450L(ゼロワン・セイバー)/ CRF1100L アフリカツイン(ガッチャード)/ CL500(ゼッツ)

