バイク盗難について考える
愛車が盗難にあうことなんて誰も想像したくないですよね。
でも、バイクの盗難はとっても多いんですね。
私も実際にあいましたし、また、盗難されそうになった現場から愛車を救ったこともあります。
盗難された時の人の心理って
「嘘だよね」
と、とりあえず思い
「あれ?違うところに置いたっけ?」
と、自分を疑い
「マジかよ!」
と、若干現実が見えてきて
「ふざけるなよ!!」
と、最後には怒りがこみ上げてくるんです。
そんな、思いを味わって欲しくないので、盗難について考え、対策を真剣に考えてみたいと思います。
1、盗難の手口
そもそも、どうしてバイクを盗むのかというと、
- 転売する
- 乗り回す、暴走行為に使う
- 犯罪に利用する(ひったくり等)
があげられます。
ここで、一番問題なのが転売目的のプロの盗難です。
台湾や東南アジアなどの国外に持ち出したり、国内で売りさばくケースもあるようです。
プロによる手口で、あしがつかないようにパーツなどにバラバラに分解されてしまうので、まず見つかることはないです。
2、盗難されやすいバイク
プロの窃盗団が狙うのは、高価なバイクです。
ハーレーなどの外車やビッグバイクがターゲットになりやすいです。
プロに目を付けられたら、愛車を守るのは非常に大変です。目を付けられないように注意しましょう。
プロの窃盗団の手口は以下のサイトも参考にしてください。
2011年のデータですが、盗難ランキングデータを見つけたので、ちょっと紹介
ホンダ
- CB400SF
- ホーネット250
- フォルツァ
- CBR1000RR
- XR250
- CBR600RR
- CB1300SB
- FTR223
- CB400SB
- CBX400
ヤマハ
- マジェスティ
- マグザム
- XJR1300
- XJR400
- YZF-R1
カワサキ
- ゼファー400
- ZRX400
- バリオス
- KSR110
- ZX-6R
スズキ
- インパルス400
- DR-Z400SM
- スカイウェイブ250
- GSX1300R
- GSXR1000
人気車種が上位に入っている感じですね。やはり転売を目的とした場合、自然と人気車種になるんだと思います。生産していないカワサキ以外、各メーカーでスクーターが入っているのが印象的です。
3、盗難されやすい保管方法
絶対に盗まれない方法としては、見つからない、これが絶対です。
とはいえ、それが難しいことは分かりますので、見つかりづらい状況を作りましょう。
自宅にシャッター付きのガレージがあるから大丈夫!なんて人めったにいないですよね。なので、バイク用のレンタルBOXを借りるのが最強です。
でも、やっとこさバイクローンで買ったので、これ以上コストをかけることが出来ない、という人もいると思います。
そんな場合に一番簡単なのはバイクカバーです。
もちろん、カバーがかかっていても「バイクがある」ということは分かりますが、カバーのうえからでは「どんなバイクか」までは分かりません。
窃盗団が狙いを定めるにも車種が分からない状態ではどうしようもないので、これだけでも、ターゲットにはなりづらくなります。
そして、盗難されないための対策
では、盗難されないための対策を見ていきます。
- バイクカバー
バイクを雨風から守るものですが、窃盗団から分かりづらくする効果があります。 - バイクロック
U字ロックとワイヤーロックが一般的です。安価で手軽に使えるのでよく使われていますが、手軽に使える=簡単に壊せる と思っておいたほうが良いです。 - イモビライザー
バイクキーに電子チップを埋め込み、バイク本体に登録された電子チップのID付きのキーでないとエンジンが始動できない仕組みです。 - ハンドルロック
ハンドルをめいっぱいに切った状態でメインキーを「LOOK」の位置まで押しながら回すと、再びキーを回して解除するまでハンドルが動かなくなる仕組み。最近のバイクなら標準装備です。 - アラーム
振動やショックなどに反応して大音量で警告音を鳴らします。車では一般的ですね。 - 地球ロック
グッズ名ではありません。その名の通り、地球(動かないもの)とワイヤーロック等でバイクをつなぐことです。 - ディスクロック
ブレーキディスクの穴にロックを通して、動かせないようにします。コンパクトで軽いのでちょい出の時に利用しやすいですね。必ず、ロックしていることが分かるようにアピールしてください。
いろんな盗難防止グッズがありますが、これをやっておけばOK。というのは残念ながらありません。
一番は複数の盗難防止グッズを組み合わせて使うことです。
窃盗団も「時間がかかる」「面倒」というリスクがあれば自然とはなれていくと思いますので。