
今回の記事ではZ900RSをツーリング仕様にカスタマイズした際の変化について、ご紹介します。
純正状態のZ900RSは、見た目も性能も素晴らしいですが、長距離を快適に走るためにはいくつかの調整が必要だと感じました。
そこで、ツーリング仕様にカスタマイズしたところ、長距離でも疲れにくく、さらに走行の楽しさを感じられるようになったのです。
Z900RSをツーリング仕様にすることで、その魅力はさらに引き立ちました。
Z900RSのおすすめのツーリング仕様
実際に行ったカスタム例とおすすめのカスタムを中心に、Z900RSをツーリング仕様にする際のポイントをご紹介します。
スロットアシスト
スロットアシストの導入は、Z900RSのツーリング仕様カスタムにおいて、ライダーの負担を格段に軽減させる革新的な技術です。
スロットアシストは、アクセル操作をサポートし、より快適な走行体験を提供してくれます。
特に長距離のツーリングでは、ライダーの疲労軽減に大きく貢献します。
スロットアシストはアクセル操作の醍醐味を損なうので好きでないという人もいます。
実際、アクセルを握る楽しさを重視するライダーからは、スロットアシストに対する反対意見もあります。
でも、実際にスロットアシストを体験すると、その便利さと快適さが分かります。
最も顕著なメリットは、走行中の体勢変更ができるようになる点です。
スロットアシストの導入前は、当然アクセルを握り続ける必要があるため、特に長時間の運転では体勢を変えづらく、疲労しやすい状況でした。
しかし、スロットアシストを利用することで、アクセル操作を気にすることなく、体勢を自由に変更できるようになります。
これにより、長時間のツーリングでもライダーの疲労が大幅に軽減され、より楽しい走行が実現します。
また、スロットアシストは、手だけでなく全身の負担を軽減する効果もあります。
特に、長距離を走行する際には、この全身への負担軽減が大きなメリットとなります。
ライダーはよりリラックスした状態でツーリングを楽しむことができ、Z900RSのツーリング仕様カスタムの魅力を最大限に引き出すことができます。
それでも、スロットアシストに対する賛否は分かれるかもしれませんが、その便利さと快適さは、一度体験すると手放せないものとなるはずです。
グリップヒーター
グリップヒーターの導入は、Z900RSのようなモデルをツーリング仕様にカスタマイズする際、必須ともいえます。
冬場の冷たい風が手に直接当たると、いくら気温が高くない日でも、手が冷えてしまうのはよくある話。
しかし、グリップヒーターを装備することで、このような不快な状況から解放されます。
多くのライダーが、防寒対策として厚手のグローブに頼りがちですが、グリップヒーターを使うと、その効果の違いに驚かされるはずです。
グローブ内部まで温かい空気が行き渡り、指先までじんわりと暖かさが持続します。
これにより、長時間のツーリングでも手の疲れや冷えを大幅に軽減できるのです。
ツーリング仕様のカスタマイズには欠かせないアイテムです。
ちなみにグリップヒーターの導入は、単に手を温めるだけでなく、安全性の向上にもつながるアイテムです。
手が冷えて固まると、操作ミスのリスクが高まりますが、適切な温度で手を保つことで、より正確な操作が可能になります。
エンジンガード
エンジンガードは、Z900RSのような大型バイクを所有しているライダーにとって、おすすめのアイテムです。
Z900RSのような大型バイクでは、立ちごけは避けられないリスクの一つです。
その際、エンジンガードがあれば、エンジンやその周辺のパーツを守り、修理費用を大幅に削減できます。
実際、立ちごけによるダメージはエンジンカバーだけに留まらず、ラジエーターカバーなど他の部品にも及ぶことが少なくありません。
でも、エンジンガードを装着していれば、こうした事態からバイクを守ることができ、心理的な安心感も得られるでしょう。
エンジンガードは、見た目のカスタマイズだけでなく、実用性も兼ね備えたアクセサリーです。
見た目が嫌、という人もいると思いますが、エンジンガードは、修理費用を抑えるだけでなく、バイクと共に過ごす時間をより安心して楽しむための重要な投資と言えます。
シートバッグ
ツーリング仕様では、シートバッグを装着することで、荷物を効率的に収納できます。
また、日常使いでも重宝するアイテムです。
シートバッグの最大のメリットは、やはり収納力の向上にあります。
例えば、飲料を購入した場合、飲みきれなかったペットボトルを気軽にしまうことができます。
これがシートバッグがなければ、不便なだけでなく、走行中の安全性にも影響を及ぼす可能性があります。
飲みかけの飲料を無理に飲み干す必要もなく、またリュックを背負う煩わしさからも解放されます。
Z900RSにシートバッグを取り付けることで、ツーリング仕様のカスタムとしても機能的な美しさを損なうことなく、快適なライディングを実現できます。
この点が、シートバッグを推奨する最大の理由です。
また、取り付けに関しても特別な工具や手間は要らず、誰でも簡単に装着できるのも魅力の一つです。
シートバッグはツーリングをより快適に、そして安全に楽しむための必須アイテムです。
空気圧モニター
長距離のツーリングを楽しむ際、非常に重要なのが、適切な空気圧の管理です。
特に長旅の途中で空気圧が低下してしまった場合、その影響は走行性能や燃費にも及びます。
空気圧の変化は気温に左右されやすく、一見するとその日の気温だけで判断しがちですが、実際にはその変動は非常に微妙です。
たとえば、朝方には気温が低いため空気圧も低めに見えがちですが、日中に気温が上がると共に空気圧も上昇します。
このような変動を日々感覚的に捉えるのは難しく、正確な判断を下すことは一層困難です。
そこで役立つのが空気圧モニターです。
このモニターを装着することで、リアルタイムで正確な空気圧を確認できます。
もし空気圧が設定値よりも低下していれば、即座に警告が表示されるため、予期せぬトラブルに早期に対応することが可能になります。
特にZ900RSをはじめとするツーリング仕様のバイクにとって、このモニターは安全な走行を保証する上で欠かせないアイテムと言えるでしょう。
カスタムシート
長時間の走行でも快適性を保つため、カスタムシートもおすすめです。
Z900RS専用のカスタムシートは、形状や素材の種類が豊富で、ライダーの体型や好みに合わせて選べるのが魅力です。
特に、長距離ツーリングを考えている場合、耐久性に優れ、体圧分散を助けるメモリーフォームを使用したシートがおすすめです。
また、シートの高さや硬さを調節できるオーダーメイドも人気があり、自分だけの快適なツーリング環境を実現できます。
風防
長距離を快適に走行するためには、風の抵抗を減らし、ライダーへの負担を軽減することができるのが風防です。
風防の選択には、デザインだけでなく機能性も考慮する必要があります。
Z900RSに適合する風防は、様々な種類がありますが、その中からツーリング用途に最適なものを選ぶことで効果を発揮します。
風圧を効果的に分散させる形状、耐久性に優れた素材、取り付けの容易さなど、細かな点を見極めることが大切ですね。
ただ、風防を装着することで見た目が変わるため、Z900RSのスタイルを損なわないものがおすすめです。
ナビゲーションシステム
スマホでも大丈夫ですが、バイク用のナビを導入するのもおすすめです。
最適なナビシステムは、長距離の旅も快適になります。
GPS機能はもちろん、Bluetooth接続でスマートフォンと連携可能なモデルを選べば、音楽を楽しみながらの走行も可能です。
また、防水性能が高い製品を選ぶことで、急な雨にも対応できます。
サスペンション
Z900RSをツーリング仕様にカスタマイズする際、サスペンションも変更してもよいかもしれません。
長距離を快適に走破するためには、路面からの衝撃を吸収し、安定した走行を可能にするサスペンションが必要です。
Z900RSに最適なサスペンションは、乗り心地を損なわずにしっかりとした支持力を提供するものを選ぶべきです。
また、荷物を積んでのツーリングを考慮し、荷重変化に対応できる調整機能付きのモデルが望ましいです。
サスペンションの交換は、ツーリングの楽しみを大きく左右するため、専門家のアドバイスを参考に適切な選択を行いましょう。
Z900RSのツーリング仕様のメリット
ここからはZ900RSをツーリング仕様にした場合のメリットについて解説していきます。
身体が楽になる
Z900RSをツーリング仕様にすることで、長時間の運転でも身体が楽になります。
ツーリング仕様のカスタマイズによって、運転中の疲労が大幅に軽減されるのです。
スロットアシストやグリップヒーターのような装備が、運転の快適性を高め、疲れにくくすることに直結します。
これらのアップグレードは、特に長距離を走行する際に、身体への負担を減らしてくれるため、ツーリング仕様のZ900RSは、長時間の運転でも快適に過ごせるようになるのです。
見た目
ツーリング仕様にカスタムすることで、Z900RSの見た目を一段と引き立てることができます。
ツーリング仕様のカスタマイズは、シンプルながらもバイクの魅力を最大限に引き出す手法となります。
一見すると、シートバックやエンジンガードなどの追加部品がすべての人の好みに合うわけではありませんが、細部にまでこだわり抜かれたツーリング仕様のZ900RSは、多くのバイク愛好家から賞賛を受けています。
その見た目は、一目見ただけで心を奪われるほどです。
さらに、ツーリング仕様のZ900RSに乗ることで、他のライダーからも尊敬の眼差しを受けることがあります。
バイクに対する細かな配慮と愛情を感じ取り、「この人は本当にバイクを大切にしているんだ」と感じるわけです。
結局のところ、ツーリング仕様にカスタムすることは、Z900RSの見た目だけでなく、ライダー自身のバイクに対する情熱をも表現する方法となります。
Z900RSのツーリング仕様のデメリット
一方、Z900RSをツーリング仕様にすることによるデメリットについても解説します。
コスト
バイクをカスタマイズする魅力は、自分だけの理想を追求できる点にありますが、その過程で最も考慮すべき点はコストです。
特に、Z900RSをツーリング仕様にカスタマイズする場合、その費用は無視できません。
Z900RSをツーリングに適した仕様にするためには、快適性を高めるアップグレードや、長距離走行に必要なパーツの追加が必要です。
例えば、より快適なシート、追加のラゲッジスペースなど、これらのカスタマイズは全て追加費用が発生します。
また、ツーリング仕様にカスタマイズする際は、ただでさえ高価なZ900RSの価格に、さらなる出費が重なることになります。
高品質な部品や特別なアクセサリーを選べば選ぶほど、その分だけコストも上昇します。
このように、Z900RSをツーリング仕様にカスタマイズすることは、多くの魅力を持つ一方で、その費用は決して軽視できるものではありません。
故障のリスク
バイクをカスタマイズする際、特にZ900RSのツーリング仕様を選ぶと、故障のリスクが増すことは避けられません。
カスタムパーツを追加するほど、それぞれの部品が正常に機能しなくなる可能性が高まり、結果としてバイク全体の信頼性に影響を及ぼすことがあります。
たとえば、最初はエンジン周りのカスタムパーツに問題が生じ、次には電気系統のパーツが故障するといった具合に、一つの不具合が別の不具合を引き起こす可能性があります。
このような状況は、バイクのメンテナンスがより複雑になり、修理にも多くの時間と費用がかかることを意味します。
Z900RSをツーリング仕様にカスタマイズする際は、これらのリスクを十分に理解し、可能な限り信頼性の高いパーツを選択し、定期的なメンテナンスを怠らないことが重要です。
まとめ
Z900RSをツーリング仕様にカスタマイズする際、その魅力と最適な方法について解説しました。
Z900RSは、そのスタイリッシュな外観だけでなく、パワフルなパフォーマンスでも知られています。
しかし、長距離を快適に走行するためには、いくつかのカスタムが必要になるかもしれません。
カスタムをすることで、Z900RSは快適なツーリング仕様のバイクへと変貌します。
最適なカスタマイズにより、長距離の旅も苦にならず、バイクライフをより一層楽しむことができるでしょう。