ヤマハがインドで新開発空冷の150ccエンジンバイク「FZ」「FZ-S」を発売する。
FZシリーズ発売の背景
2012年にインドはとうとう中国を抜いて世界第1位の二輪車市場
に成長した国。
年間約1,400万台の販売数で、その売り上げの中でも150~180ccのスポーツタイプの
バイクが約10%を占めている。
中南米などインド国外への輸出もあり、新興国ではスポーツモデルが売れて
さらにガソリン価格が高いため燃費へも敏感。
その用件を満たしているのが、今回発売される新「FZ」シリーズ。
価格
「FZ」:76,250インドルピー
「FZ-S」(メーターバイザー付き):78,250インドルピー
日本円に換算すると約13万円弱。
インドで合計で年間13万8000台の販売を計画している。
ヤマハはインドのバイク販売加速を図るために、新工場を
インド・チェンナイに建設中で、販売を都市部から地方部へと
市場・顧客開拓を進めている最中なんですね。
なぜに150cc?
150ccってどうしてそんな中途半端な排気量なのかしら?と
感じると思います。150ccは軽二輪(125超~250cc)で、125ccまでの
原付第二種とは必要となる免許の種類が違ってきますので。
それでも、ヤマハでは 155ccのスクーター「MAJESTY S」を台湾で生産し、
すでに日本国内でも販売してます。
その理由としては軽二輪車は経済性も高く、高速道路も走行できるのが
人気の理由のひとつで、国内のバイク市場では、2012年、2013年の
登録台数が伸びていて、2014年度も引き続き6万台(前年比101.7%)の
需要と見込んでいるので、強気なんですね。
ヤマハとしては400cc以下は、ロングセラーである「SR400」の他、
アメリカンやオフロードモデルしか国内では販売していません。
以前は、「RZ」シリーズに、「RZ50」「RZ125」「RZ250」「RZ350」
と、排気量別にラインナップされていた時代もありましたので、
このFZもいろいろな排気量がラインナップされるといいですね。