ホンダのモンキーが2017年8月に生産終了になるようです。
その理由が排気ガス規制にあったのですが、排ガス規制ならどうしてモンキーだけ?という気がしませんか。
あのホンダのモンキーが生産終了。その理由が時代だなぁと思った件
加藤社長曰く
「既生産車については今年から排気ガス規制が強化される。小排気量車でユーロ4相当の国内のエミッション3次規制をクリアするのは技術的にも、コスト的にも非常にものすごく困難」
ということ。
なるほど、小排気量車というところがポイントのようですね。
でも、これだけではモンキーが生産終了になることに納得はできません。
排気ガス規制のユーロ4相当というのはどういうことなんでしょう。
モンキーが対応できない排気ガス規制のユーロ4
2017年の9月1日に適用されるユーロ4相当の排ガス規制ですが、欧州では2016年から適用されているようです。
内容としては、
・排出ガス規制値の強化
・クランクケースガスエミッションの追加
・燃料蒸発ガス規制の導入
・耐久走行試験の導入
・OBDの導入(stage1:断線検知等)
というものなのですが、正直よくわかりません。。。
でも、2020年にはユーロ5というものも控えていて、かなりメーカー側は排ガスに対する対応を求められるようです。
どうやら、排気量も影響してくるようで、小排気量の方が不利になるみたいで、そのあおりを受けてモンキーは生産終了に。
排気量というところだと、その証拠にユーロ3の規制の際に、カワサキのW650が販売終了になって、W800として販売されるに至ったという経緯もあるようです。
モンキーの歴史を振り返る
- 1967年3月 日本国内向け最初のモデルとしてZ50M型が発売。
- 1969年7月 Z50A型へモデルチェンジ
- 1970年4月 ハンドル部分を分割可能にしたZ50Z型追加
- 1974年2月 Z50J型にフルモデルチェンジ
- 1978年8月 ティアドロップ型燃料タンクと搭載したZ50J-I型へモデルチェンジ
- 1984年9月 ゴールドメッキ特別仕様車を追加
- 1985年4月 一般モデルも前年に発売されたゴールドメッキ特別仕様車と同一のA-Z50J型へ
- 1992年4月 電装を12V化するマイナーチェンジ
- 1999年9月 平成10年排出ガス規制に対応させたマイナーチェンジ
- 2002年1月 マイナーチェンジ
- 2003年12月 盗難抑止効果向上のためリヤキャリアをU字ロックホルダー付に変更
- 2007年9月 平成19年排出ガス規制に適合できず一旦生産終了
- 2009年2月 平成19年排出ガス規制に適合させ型式名をJBH-AB27として発売
- 2017年3 東京モーターサイクルショー2017で限定車の「モンキー・50周年アニバーサリー」「モンキー・50周年スペシャル」をもって生産終了予定であることが発表された
一度販売終了しているものの、50年間販売されていたモンキーが生産終了となるのはちょっと寂しいですね。
参考 Wikipedia