CB250FはCBR250Rと車体設計を共通にする兄弟車で、ネイキッドスタイルの躍動感のある“ストリートファイター”スタイル。
カウルとハンドルがアップライトになっている点が、CBR250Rとの違い。
エンジンには、「CBR250R」にも搭載されている水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ単気筒250ccを搭載しています。
CB250F
スポーツバイクやネイキッドバイクのカテゴリーに属するモデルの一つで、コンパクトで軽量なフレームに250ccのエンジンを搭載しており、都市部での移動からツーリングまで幅広い用途に適したバイクとして知られています。
CB250Fは、スポーティで洗練された外観と高い操縦性能を特徴としています。250ccのエンジンを搭載しているため、力強い加速と十分なパフォーマンスを提供しつつ、燃費効率も重視されています。
また、ネイキッドバイクならではのシンプルなスタイルと軽快なハンドリングが魅力の一つです。
このモデルは、日常的な通勤や街乗りから週末のレジャーライドまで幅広い用途に対応できる設計になっています。
快適性、安定性、そしてエンジンの信頼性を重視したバイクであり、初心者から経験豊富なライダーまで幅広い層に支持されています。
さらに、CB250Fは乗り手に快適な操作性と楽しい乗り味を提供するため、バランスの取れた設計が施されています。
そのため、市街地の混雑した道路からワインディングロードまで、多様な環境で扱いやすいバイクとして人気を博しています。
発売日
2014年８月１日
新車価格（発売日時点）
CB250F 464,400円（消費税抜き本体価格 430,000円）
CB250F＜ABS＞ 515,160円（消費税抜き本体価格 477,000円）
中古価格
平均価格 30.8万円
買取価格
162,000円
スペック
| 通称名 | CB250F | |
| 車名・型式 | ホンダ・JBK-MC43 | |
| 全長×全幅×全高（mm） | 2,035×760×1,045 | |
| 軸距（mm） | 1,380 | |
| 最低地上高（mm） | 150 | |
| シート高（mm） | 780 | |
| 車両重量（kg） | 158〔161〕 | |
| 乗車定員（人） | 2 | |
| 最小回転半径（m） | 2.5 | |
| エンジン型式・種類 | MC41E・水冷 4ストローク DOHC 4バルブ 単気筒 | |
| 総排気量（cm3） | 249 | |
| 内径×行程（mm） | 76.0×55.0 | |
| 圧縮比 | 10.7 | |
| 最高出力（kW［PS］／rpm） | 21［29］／9,000 | |
| 最大トルク（N・m［kgf・m］／rpm） | 23［2.3］／7,500 | |
| 燃料消費率※1（km／L） | 国土交通省届出値 定地燃費値 |
50.1（60km／h定地走行テスト値）＜2名乗車時＞ |
| WMTCモード値（クラス） | 32.4（クラス3-1）※2＜1名乗車時＞ | |
| 燃料供給装置形式 | 電子式＜電子制御燃料噴射装置（PGM-FI）＞ | |
| 始動方式 | セルフ式 | |
| 点火装置形式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
| 潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
| 燃料タンク容量（L） | 13 | |
| クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 | |
| 変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
| 変速比 | 1 速 | 3.416 |
| 2 速 | 2.250 | |
| 3 速 | 1.650 | |
| 4 速 | 1.350 | |
| 5 速 | 1.166 | |
| 6 速 | 1.038 | |
| 減速比（1次／2次） | 2.807／2.571 | |
| キャスター角（度）／トレール量（mm） | 25°30´／98 | |
| タイヤ | 前 | 110／70-17M／C 54S |
| 後 | 140／70-17M／C 66S | |
| ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク |
| 後 | 油圧式ディスク | |
| 懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
| 後 | スイングアーム式（プロリンク） | |
| フレーム形式 | ダイヤモンド | |
CB250Fが不人気の理由とは？
CB250Fの魅力について語る際、その不人気の理由にも目を向ける必要があります。
このバイクが一部のライダーから敬遠される主な理由は、パフォーマンス、市場での立ち位置、そしてデザインに関するものです。
パフォーマンス面では、CB250Fが搭載する単気筒エンジンは、同じ250ccクラス内の他のバイク、特にカワサキのZ250のような2気筒エンジンを持つモデルと比較すると、やや力不足に感じられることがあります。
この差は特に加速力や馬力で顕著になり、パフォーマンスを重視するライダーにとっては、選択肢から外れがちになります。
さらに、CB250Fは2015年から2017年の間にしか生産されていないため、市場には限られた数のみが流通しています。
これが中古市場での可視性を低下させ、他の人気モデルと比較して目立たない存在になってしまっています。
また、生産期間の短さは、「旧車」というレッテルを貼られやすく、新鮮さを求めるライダーには魅力を感じにくい点です。
デザインに関しても、CB250Fは「中華バイク風」と評されることがあり、日本のバイク愛好家からの評価は分かれます。
デザインは非常に主観的な要素であり、全ての人に受け入れられるわけではないため、この点が不人気の一因となっているのです。
加えて、CB250F専用のカスタムパーツが少ないという事実も、カスタマイズを楽しみとするバイク愛好家には大きなマイナスポイントです。
多くのライダーは自分だけのバイクを作り上げることに喜びを感じますが、CB250Fではその選択肢が限られてしまいます。
最後に、価格と市場の競争激化も不人気の理由に挙げられます。
CB250Fは一部の競合モデルよりも価格が高めに設定されており、予算に限りがあるライダーにとっては魅力を感じにくいかもしれません。
また、250ccクラスのバイク市場は非常に競争が激しく、多様な選択肢がある中でCB250Fが見落とされがちになることもあります。
これらの理由が組み合わさり、CB250Fが一部で不人気とされる背景が浮かび上がります。
しかし、これらの点を踏まえた上で、CB250Fには独自の魅力があることも忘れてはなりません。
CB250Fの燃費は？
メーカーの60km／h定地走行テスト値で50.1km／Lという良好な燃費性能を実現しています。
一般的な走行条件の実燃費としてはおおよそ30 km/Lから35 km/Lの燃費を実現しているようです。
これは、250ccクラスのバイクとしては非常に経済的な数字であり、多くのライダーにとって魅力的な特徴となっています。
単気筒エンジンならではの燃費と言えそうですね。
CB250Fの最高速度は？
CB250Fは、そのコンパクトさと優れた性能で人気のあるバイクです。このモデルの最高速度は、一般的におおよそ145 km/hから150 km/h程度とされています。
もちろん、実際の最高速度は多くの要因によって異なる可能性がありますが、一般的な道路状況でこの範囲内での走行が一般的です。
そもそも、単気筒の250ccですからそれほど最高速度を競うようなモデルではありません。
それでも、CB250Fの搭載している250ccエンジンは、そのサイズに比べて驚くほどパワフルな走行性能を持っています。
加えて、エンジンの耐久性や燃費の良さも魅力の一つです。都市部での移動からツーリングまで幅広いシーンで活躍できるバイクとして、多くのライダーに支持されています。
ただし、最高速度に関しては個々の状況や道路状態、気象条件などによって変動することがあります。安全運転を第一に考え、法定速度を守りながらバイクを楽しむことが重要です。
また、バイクのメンテナンスや定期点検を怠らず、安全性を確保することも重要です。
CB250Fは、その扱いやすさと信頼性から、多くのライダーに愛されています。最高速度の面だけでなく、快適性や操縦性なども含めて総合的なバイクとして、幅広い層に支持されています。
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